フッ素フリーを目指した結果「象印電気圧力鍋EL-MB30型」
食の安全を見直していく過程で、Instagramなどでもよく目にするようになったのが、安全な調理器具。「安全な調理器具って?」と思って調べてみると、加工過程でフッ素や鉛といった危険とされている物質が使われていたんですね。
そう!これまで当たり前に使っていた、お手入れ楽ちんでこびりつかないフッ素加工のフライパンや鍋です。そして、よくよく考えてみると、「炊飯器もか!」ということに気づき、まずは内釜の加工が傷んでいた炊飯器の買い直しを検討することにしました。
探しまくった結果「電気圧力鍋を炊飯器に」
フッ素不使用となると、値段も高くなるだろうと予算を25,000円まで引き上げていろいろ探しましたが、5万円以上もするんですね。これまでは、1万円を下回る価格の3合炊きを使っていたのでそんなに出せない。
しかし、「土鍋」や「ホーロー鍋」で炊くには面倒すぎます。そして、調べる過程で「うちでは電気圧力鍋にしました」というブログを見つけ、『その手があるか!』と価格.comで調べ、我が家は19,000円で購入しました。
ちなみに、Amazonでは、2023年4月時点で14,800円で販売されていました。
象印の電気圧力鍋「EL-MB30型」
情報によると発売日は2017年9月1日の象印の電気圧力鍋「EL-MB30型」かなり型落ち商品ですね。
内釜となる部分は、ステンレス鍋で、目盛りは「白米」「玄米」「おこわ」の表示があり、3合まで炊けます。
この電気鍋には付属でレシピブックがついており、ご飯メニューもいくつか掲載されています。
ただし、ご飯を炊いた後は自動で保温されないので、手動で保温ボタンを押さなければなりません。しかし、予約で調理したメニューに関しては自動保温されます。予約は最大で12時間後まで可能です。
炊飯器としてのデメリット
フッ素不使用ということもあり、長時間保温すると、ご飯がパリパリになり、けっこうこびりつきます。水でふやかして洗うときに「もったいない…」と思うのですが、これは仕方ないんですね。ただし、保温を切って冷ました状態だとパリパリはかなり減るので、電子レンジなどで温めて食べてもいいと思うときはすぐにスイッチOFFにしたほうがいいでしょう。
フッ素樹脂加工の危険性は?
フッ素樹脂は、通常の調理温度では人体に影響はないといわれています。しかし、高温になりすぎると有毒ガスが発生するといわれています。そこで、知っておきたいのが「PTFE」と「PFOA」という成分。
まず、「PTFE」は、フッ素樹脂加工で使われる物質で、加熱されない状態だと剥がれた物質が体内に入っても体外に排出されるとされています。しかし、230度で粒子が発生、360度を超えると有毒なガスが発生するので、空焚きは厳禁です。
次に「PFOA」。これは、フッ素樹脂の加工をする際に使用する薬剤で、基本的には製造過程で蒸発するので問題ないといわれています。しかし、アメリカでは、水質汚染や発ガン性が指摘され、2015年までの全廃を目指した活動がなされました。
ですので、安全なフライパンや鍋を購入しようと思ったときは、「PTFEフリー」「PFOAフリー」で検索してみてください。